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三江線に乗った!

島根県には廃線が噂されるJRローカル線が2つある。
ひとつが芸備線備後落合と山陰本線新宍道を結ぶ木次線。これは念願叶い昨年の1月に乗ることができた(当ブログ2012年1月15日版「木次線に乗ってきた」参照)。

http://tatsu10415.blog137.fc2.com/blog-date-201101-1.html

そして今ひとつが三江線。
芸備線三次と山陰本線江津駅を結ぶ100Km強の路線だ。

路線図

山間部のジャンクションから北へ伸びる路線の東側が木次線、西側が三江線である。
この三江線、なんと現在では「日本一旅客の少ない路線」なのである。2008年の統計で1日の乗客数はなんと83人。いつ廃止されてもおかしくない路線だ。

しかしこの三江線、ある意味で”悲劇の路線”なのである。
なぜか。
1.着工されたのは鉄道が交通の主力であった1930年でたあったが、工事が難航したこともり完成は1975年、すでに交通の主役は自動車に移っていた。
2.路線の全長は100kmだが、三次と江津を直線で結べば60km。陰陽を結ぶ高速路線というには時間がかかりすぎる。
3.三次、江津ともマイナーな地方都市であり、人の交流は少ない。

ともあれこの正月、私は最後となるであろう三江線乗車に踏み切ったのである。

乗車券
乗車券

当初考えたプランは、西宮(山陽本線)姫路(姫新線)新見(芸備線)三次(三江線)と全てを在来線の各駅停車でいくものであったが、これはあまりにもハードであると判断し、結局、新神戸(山陽新幹線)福山(福塩線/芸備線)三次(三江線)江津(山陰本線)出雲市とした。それでも乗り継ぎの関係で三次での1泊を強いられた。

福山駅
福山駅福塩線府中行き

福山駅で新幹線を降り、福塩線府中行きに乗車します。

福山-府中
福塩線福山-府中間の社内。まだローカル線というより近郊電車の雰囲気

府中駅に到着。

府中駅
複塩線府中駅

福塩線の電化区間は府中まで。ここから先はディーゼルカーになります。

福塩線キハ120
府中−三次間を運行するキハ120形気動車

福塩線そば屋
府中をすぎると沿線もかなりローカルな雰囲気

女子高生
途中駅で乗車してきた女子高校生(盗撮!!)

夕刻、小雪降る三次駅に到着。今夜はここで1泊、明日いよいよ三江線に乗車します。
しかしこの日、雪の影響で三江線の一部の列車が運休し、バスでの振替輸送になったらしい。

三次駅
三次駅

いよいよ三江線に乗る日です。雪を心配していましたが、運転されると聞きほっとしました。
三江線は1日5本が運行、しかし江津まで行くのはわずか2本のみ!

三次駅時刻表
三次駅発車時刻表

9時57分、各駅停車江津行きはキハ120型1両編成ワンマンカーで三次を出発しました。

三次駅出発
三次駅三江線ホーム

乗車日は正月明けの日曜日でしたが、この車内^^;

三江線車内

10:00 尾関山駅着。尾関山駅は別名「紅葉狩り」。三江線の駅はなんと全駅が石見神楽にちなんだ愛称を与えられてるんです。ちなみに三次駅は「土蜘蛛」ですって(^^)

th_R1002579尾関山2

尾関山を過ぎると雪が残っています。

尾関山−粟屋
尾関山−粟屋

10:06 栗屋(あわや)着。愛称「曽我兄弟」。

粟屋
粟屋

列車は終始江の川沿いを走ります。

粟屋ー船佐
粟屋−船佐

10:16 船佐着。愛称は「悪狐伝(あっこでん)」。実はこの手前に長谷という駅があるのですが、5本しかない列車のうち3本しか停車しない訳のわからん駅のようです。

船佐
船佐

10:19 所木(愛称「玉藻の前」)着。

所木
所木

10:23 信木(愛称「子持山姥)着。

信木
信木

10:27 式敷(しきじき)、愛称は「滝夜叉姫」。

式敷1
式敷
式敷2
式敷

10:32 香淀(愛称「羅生門」)

香淀

美しい江の川沿いの冬景色です。この先、列車は広島県境を越え島根県に入ります。

香淀−作木口
香淀−作木口
香淀−作木口
香淀−作木口

10:42 作木口(愛称「胴の口)着。雪が多くなってきた。

作木口
作木口

乗客は相変わらずこの程度^^;

作木口−江平 乗客
作木口−江平

10:45 江平(愛称「五龍王」)着

江平
江平

江の川にかかる美しいアーチ橋

江平−口羽
江平−口羽

10:52 口羽(愛称「神降し」)着。交換用ホームを有する駅で、1日1本はこの駅が始発となります。

口羽
口羽

鉄橋です。

口羽−伊賀和志
口羽−伊賀和志

10:56 伊賀和志(愛称「鈴合せ」)着

伊賀和志
伊賀和志

標高も上がり雪も多くなってきます。この先トンネルが多くなります。

伊賀和志−宇津井トンネル
伊賀和志−宇津井

トンネルの連続区間です。ワープゾーンのようにも見えてきます^^;

トンネル
伊賀和志−宇津井

山をぬけ宇津井駅に近づくと比較的大きな集落が見えてきます。

宇津井附近
宇津井駅附近

11:01 宇津井(愛称「塵倫」)着。その筋では超有名な駅。ホームは地上21mの高さにあり、116段の階段を登らないと辿り着かない^^;

宇津井
宇津井 キハ120自画像!
宇津井
宇津井

鉄橋です
宇津井−石見都賀 鉄橋
宇津井−石見都賀

11:08 石見都賀(いわみつが)着。愛称は「髪掛けの松」。

石見都賀
石見都賀
石見都賀
石見都賀

上下線の交換設備をみつが、今では交換するほど列車がない。

石見都賀交換
石見都賀

11:15 石見松原(愛称「戻り橋」)着

石見松原
石見松原

11:20 潮(うしお)着。愛称は「潮払い」。

潮


石見地方の車窓で目立つのは、やはり赤い"石見瓦"。

潮−澤谷
潮−沢谷

11:26 沢谷(愛称「猿丸太夫」)着

沢谷
沢谷

11:30 浜原(愛称「大蛇」)着

浜原1
浜原

沿線の中核的な駅のひとつで、この駅を始発に江津方面へ3本、三次へ2本が運行されている。

浜原3
浜原

11:35 粕淵(愛称「神武」)着

粕淵1
粕淵

沿線はどこも路線の廃止を阻止すべく、利用促進広報に躍起のようですが・・・^^;

粕淵2

11:42 明塚(愛称「黒塚」)着

明塚
明塚

江の川

明塚−石見簗瀬 江の川
明塚−石見簗瀬
明塚−石見簗瀬 鉄橋
明塚−石見簗瀬

実はこの区間、路線地図をみるとわかりますが、進行方向が南なんです。といことで車窓右後方に雪をたたえた三瓶山が見えるわけです!

明塚−石見簗瀬 三瓶山
明塚−石見簗瀬

11:47 石見簗瀬(愛称「岩戸」)着

石見簗瀬3
石見簗瀬

全ての駅に愛称である神楽の演目の説明板があります。力入ってますね。

石見簗瀬1
石見簗瀬

11:53 乙原(愛称「帯舞」)着

乙原1
乙原
乙原2

11:58 竹(愛称「鹿島(国譲り)」)着

竹1


さすがは”竹”駅です。駅名板横の飾りに注目ですね。

竹


12:04 木路原(愛称「天神」)着

木路原
木路原

どこまで行っても江の川^^;

木路原−石見川本 江の川
木路原−石見川本

犬を連れてあるくオッサン、のどかな風景!? しかしあんな場所に誰が住んでいるのか?

木路原−石見川本 犬

12:08 石見川本(愛称「八幡」)着。沿線随一の町です(とはいってもド田舎です)。

石見川本到着
石見川本

ここで対向の列車と交換のためしばし停車します。

石見川本
石見川本

次の発車は13:53です。お客様にはお急ぎのところまことに恐れいりますが、発車まで1時間45分ほどお待ち下さい。ははは、1時間45分の待ち合わせ・・・はははははっは!

th_R1002669石見川本3
石見川本

13:51 対向列車がやってきました!

th_R1002670i石見川本4
石見川本

13:53 定刻通り石見川本駅を発車。

th_R1002672石見川本6
石見川本

13:59 因原 (愛称「剣舞」着

因原
因原
因原
因原

14:06 鹿賀(愛称「道返し」)着

鹿賀
鹿賀

14:13 石見川越(愛称「頼政」)着

石見川越
石見川越

14:18 田津(愛称「喝鼓・切目」)着

田津
田津

下流になるにしたがってだんだん川幅が広がる江の川。

田津−川戸
田津−川戸

14:30
川戸(愛称「鈴鹿山」)着

川戸
川戸

14:43 川平(愛称「大江山)着

川平
川平

キハ120の運転台です。

運転台

自画像です^^;

自画像

14:51 千金(「愛称「日本武尊(やまとたけるのみこと)」)着。縁起のいい駅名です(^^)

千金
千金

海が近いという感じです。

千金−江津本町
千金−江津本町

14:57 江津本町(愛称「恵比寿」)着。本町の意味がちょっとわからない^^;

江津本町
江津本町

いよいよ終着駅へのラストスパート。川の姿が全くかわりました。

江津本町−江津
江津本町−江津

14:59 終点江津駅到着。江津駅の愛称は「八十神」です。118.9km、4時間2分の三江線の旅は終わりました。

江津1
江津

江津市は人口25000人強の山陰地方最小の市ですが、石州瓦の産地として有名です。

江津2
江津
江津3
江津

これで三江線全線乗車という今回の旅の目的は達したわけですが、もうひとふんばり、同じキハ120単行による各駅停車で出雲市を目指します。

江津発出雲市行き
江津

このおばあちゃん、三江線の途中駅から乗ってきたのですが、こんな風に寝ちゃいました。地下鉄の酔っぱらいがこれだと大ひんしゅくですがローカル線だとそれっぽくて悪くないですね^^;

ばあちゃん


16:58 宵闇迫る出雲市駅に到着。長いブログにお目通し頂きありがとうございました。私も腰が痛くなってしまいました。
沿線住民、自治体による存続運動は熱心に行われていますが、さて三江線、いつまで存続するのでしょうか?^^;

出雲市

<おわり>
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プロフィール

Da JunYan

Author:Da JunYan
酒&旨いもんとユーミンをこよなく愛す53才関西人。中小企業のオヤジ。最近写真にやや凝り。作品はこちら↓
http://500px.com/ToshihikoTatsu

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